スーツ姿で相手に与える印象は、ほんの些細なポイントの積み重ねで大きく変わります。
そのなかでも意外と見落としがちな「ジャケットの前ボタン」。
じつは、これ一つがあなたのスーツ姿の完成度を左右する大きな要素です。
今回は営業における基本の装いから、前ボタンの重要性、そしてワンランク上の印象を演出するコツまで解説します。スーツをビシッと着こなし、ビジネスの場で好印象を勝ち取りましょう。
スーツにおいて、ジャケット・ネクタイ・ワイシャツの3点セットは「基本中の基本」と言われています。
ところが、残念なことに、この3つをしっかり身につけているはずなのに“惜しい”着こなしをしている人が意外と多いものです。その“惜しさ”の原因となりやすいのが「ジャケットの前ボタンを留めていない」という点。
スーツのジャケットは、前ボタンを留めてこそ初めて美しいシルエットが完成します。
スーツの前ボタンを留めるべき理由
- シルエットが整う
前ボタンを留めることでウエスト部分が軽く絞られ、全体のラインが美しくまとまります。
ボタンを開けっぱなしにするとダボっとした印象になります。 - 姿勢が自然と良くなる
しっかりボタンを留めると、立ち姿や歩き方もキリッとします。
スーツを着こなすうえで重要なのは姿勢の良さ。
前ボタンを留めることで背筋が伸びやすくなり、立ち姿がいっそう美しくなります。 - スマートな所作に繋がる
基本的には「立っているときは前ボタンを留める」「椅子に座るときは外す」を繰り返します。
立ち上がったときに自然に前ボタンを留めるしぐさは、見る人にとって非常に洗練された印象を与えます。
日頃の体型管理が鍵
前ボタンが留まらないほどメタボ体型になってしまうと、せっかくのスーツ姿も台無しです。
ジャケットは体型が崩れてくるとサイズ選びにも苦労するだけでなく、見た目にも窮屈な印象を与えてしまいます。
健康管理のためにも、日頃から食事や運動に気を配り、前ボタンを余裕をもって留められる体形をキープしましょう。
もし前ボタンを留めにくい場合は？
- ジャケットのサイズ確認
体型が変わったときは、合うサイズに買い替えるのも選択肢のひとつ。
無理やりきついジャケットを着ていると、見た目にも違和感が出るだけでなく体にも負担がかかります。 - オーダーメイドも検討
既製品でちょうどよいサイズが見つからない場合は、オーダーメイドを検討する価値があります。
自分の体に合った一着は着やすいだけでなく、印象も大きく向上します。
スーツの前ボタンで差をつけよう
スーツ姿は「清潔感」「信頼感」を相手に伝える大切なツールです。
前ボタンひとつを意識するだけで、あなたの営業スキルは見た目の面でもぐっとレベルアップします。
立ち上がるたびにさりげなくボタンを留める仕草は、ビジネスパーソンとしての所作を際立たせ、商談やプレゼンでも強い印象を与えるでしょう。
まとめ
- スーツの基本はジャケット・ネクタイ・ワイシャツの3点セット。
- 前ボタンをきちんと留めるだけで、シルエットや姿勢が大きく変わる。
- 座る時は外し、立ち上がる時に留めるのがスマート。
- 体型管理も怠らず、きれいにボタンを留められる体づくりを意識する。
スーツは営業の現場での“勝負服”とも言えます。
だからこそ、正しい着こなしを心がけるのがプロとしてのマナー。
前ボタンをしっかり意識して、ビジネスの場を颯爽と駆け抜けましょう。
