新規営業において、アポイントを取ることは最初かつ非常に重要なステップです。アポがなければ案件が生まれません。しかし、「何から始めていいかわからない」と悩む営業担当者も多いのではないでしょうか?
本記事では、新規営業で効果的にアポイントを獲得するための方法を解説します。
1. ターゲットリストの作成とリサーチ
アポ取りを成功させるには、事前の準備が欠かせません。無闇にアプローチするのではなく、以下のステップでターゲットを明確にしましょう。
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(1)ターゲットリストの作成
まず、自社の商品やサービスがどの業種・業界・企業規模に適しているのかを分析し、リストを作成します。
可能であれば、過去の先輩達の成約データを分析し、成功率の高いターゲットを特定しましょう。
ターゲットの企業リストはリスト屋さんから購入することもできますので、ターゲットが多い場合は検討しましょう。
(2)リサーチ
リストができたら、すぐに電話!ではなく、各企業の現状や課題をリサーチしましょう。
公式サイトやニュース、SNSを活用し、「どのような課題を持っているのか?」を把握しましょう。
上場企業で中期計画、決算書がある場合は絶対にチェックをしましょう。
また、リクルートページでは、若手社員から中堅社員のインタビューも掲載されていることがあり、現場の声がわかることもあります。
転職サイトでは、退職した人たちが「~という課題がある」「~のに苦労した」というコメントがある場合もあります。
企業リサーチの方法については、別途詳細な解説ページを作成いたします。
2. アプローチ方法別 アポ取り戦略 – 電話アプローチ(コールドコール)
電話営業は即時性があり、反応をダイレクトに得られる手法です。
受付を突し、担当者に繋いでもらうのが最大の壁です。
【成功のポイント】
- 受付突破のための工夫をする(担当者名を調べる、紹介を活用する)
- 最初の10秒で相手に「会社名」「氏名」「提供できる価値を価値」を伝える
- 営業を前面に出しすぎず、関心の度合いを探りアポを提案する
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【トークスクリプトを用意する】
電話する前にセリフ帳(トークスクリプト)用意しましょう。
慣れてくればアドリブで話せますが、慣れないうちは決まった台詞に沿った方が緊張なく話せます。
スクリプトを書いたらゆっくりと、よどみなく話せるように練習をしましょう。
【営業というペルソナ】
コールドコールは断られて当たり前と考えましょう。
会社として、新規の電話はお断りと決めている企業も多いため、断られても落ち込む必要はありません。
落ち込みそうなときは、「営業という仮面を被っている」「営業という役を演じている」と考えるようにしましょう。
自分自身が否定されているわけではないので、深く落ち込まないようにしてください。
電話でのSmall Tipsや失敗談などは別のページで記載をさせていただきます。
3. アプローチ方法別 アポ取り戦略 – メール
メールは時間を選ばずに送れるため、相手のタイミングで読んでもらえる利点があります。
【成功のポイント】
- 件名を工夫し、開封率を高める(例:「○○様へ|業務効率化のご提案」)
- 3行以内で興味を引くリード文を入れる
- 簡潔に要点をまとめ、アポイントの要望を明確にする
- 一社ずる丁寧に内容を考える
【定型文を作りながらも、1社ずつアレンジを】
メールも電話と同様に定型文を作ると楽になります。しかし、メールは開封されてからの内容が重要です。
マスメールと判断されるとすぐにゴミ箱に移され、迷惑メールに登録されるとリーチができなくなります。
メールは定型文を作りながらも、その会社の課題にどのように解決案を提示するかを1社ずつ、丁寧に提示記載しましょう。
〇〇様ならご関心あるかと存じます、○○様はこのようなお悩みをお持ちではないでしょうか?
など名前を入れるのも興味を引いてもらえるコツです。
メールでのSmall Tips、失敗談なども別のページで詳細を解説いたします。
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SNS・DMアプローチ
LinkedInやTwitterを活用したアプローチも有効です。
事前に相手の投稿にいいねやコメントをすることで、関係性を築いた上でメッセージを送ると、反応率が向上します。プロフィール欄に会社情報や、サービス内容などの情報を書いておくと良いでしょう。
4. アポ獲得の成功率を上げるポイント
(1)フォローアップを徹底する
1回のアプローチで成功することは少ないため、適切な間隔でフォローしましょう。
リマインドメールや別の角度からの提案を行うことで、アポ率が向上します。
(2)相手のメリットを意識する
自社の売り込みではなく、「相手にとってどんな価値があるのか?」を伝えることが重要です。
相手が抱える課題をリサーチし、それを解決できる提案をしましょう。
(3)記録をつける
電話した日付、会社、担当者(繋いでいただけた場合)、話した内容、結末をメモして記録しましょう。
記録は非常に重要で、同じ会社に何度もかけないようにする、時間を置いて別の方法でトライする、アポイントの成約率・成功と失敗の法則を分析する、といった活用ができます。
まとめ
新規営業のアポ取りは、しっかりとした準備と適切なアプローチが鍵となります。
ターゲットリストの作成から、電話・メール・SNSなどの手法を駆使し、経験値を高めて成功率を高めていきましょう。
以上、「新規営業のアポ取りの方法 – 効果的なアプローチと成功のコツ」でした。